学童おはなし会卒業する子どもたちへ

February 27, 2013

スガンさんのヤギ

2月27日(水)読みがたり絵本の勉強会 その1


今日のお題は『スガンさんのヤギ』
本日のお題は、NHKラジオの朗読で当作品を聴いたメンバーが選んでくれました。

【原作】
アルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet)
1840〜1897年。フランスの小説家。
代表作は「アルルの女」を含む短編種『風車小屋だより』、
「最後の授業」の短編で有名な『月曜物語』など。

【あらすじ】
パリに住む詩人・グランゴァールに宛てた手紙として書かれたお話。
スガンさんは、かつて6匹のヤギを飼っていました。しかし、
どのヤギも紐をちぎって山へ入り、オオカミに食べられてしまいました。
7匹目のヤギはそうならぬよう、スガンさんは気を使って飼っていたのですが、
ヤギは自由を求めて囲いの中の生活から逃げ出します・・・。
美しいヤギは、まるで女王のように山に迎えられ、山を満喫しました。
ところが、夜になればオオカミが現れ、戦い、そして食われてしまうのでした。

【絵本】 
スガンさんのヤギ
原作:アルフォンス・ドーデ
絵:エリック・バテュー
出版社:西村書店(2006.7.1第一刷)


スガンさんのやぎ (世界のおはなし絵本(18))
文:岸田 衿子
絵:中谷 千代子
出版社:偕成社(1966.12.13第一刷) 


【感想など】
 参加者は皆、宿題として課題の本を読んで来ています。
 さらに、会の始めに読みがたりしてもらった後、感想などを発表しています。

子どもへの読み聞かせの本ではなく、大人向けの本。

読後感がすっきりしない。哲学的。

テーマの捉え方で、受け止め方も変わってくる。
 「生きるとはどういうことか」を考える作品。

ヤギは自由が欲しかった、自由を求めた、と捉えると天晴である。

お話とはいえ、ヤギの生き方は野生の生き様。

ヤギは、そう生きるしかなかったのだろう。
 今はそう感じるが、明日読んだら、また違う印象かもしれない。そんな作品。


【小松崎進先生のコメント】
この作品は、生きるとはどういうことかを書いているのだろう。

しかしながら、文学作品を読むときには、テーマを決めつけてはいけない。
 幅広く味わう必要がある。
 

私にとっては、初めて読む作品でした。
岩崎書店刊で出会ったのですが、なんだこれは?と、何とも哲学的で困ったぞ、と思ったのが正直なところでした。実は、今回サブテーマとして「勇気」が掲げられていたものですから、これは勇気なのか?という疑問でいっぱいになりました。
そこで、サブテーマとは切り離して読んだところ、全く違う作品として受け止めることができました。さらに、本日、読みがたってもらうことで、より深く味わう事ができました。文学的な表現の美しさも、耳から入ると実に豊かに味わえるものですね。(うん、これは大事!耳から味わうこと!!)

本日のサブテーマについては、その2で記録します 








my02_ehon_wo_kakomou at 18:55│Comments(0)TrackBack(0) これ読んで♪ | 勉強中です

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