March 27, 2013

石井桃子を読む

3月27日(水)読みがたり絵本の勉強会

本日の勉強会テーマは『石井桃子を読む』です

今は3月。石井桃子さんは3月生まれで、桜の散る頃に101歳で逝かれました。司会者の提案で、今月は石井桃子さんの本を持ち寄ることにしました。

参加者5名が持ち寄った本を羅列してみると・・・
ちいさいおうち せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本) 百まいのドレス スザンナのお人形・ビロードうさぎ (岩波の子どもの本) ビロードうさぎ ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1) ちいさなうさこちゃん (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本) サリーのこけももつみ (大型絵本) ムギと王さま―本の小べや〈1〉 (岩波少年文庫) イギリスとアイルランドの昔話 (福音館文庫 昔話) ノンちゃん雲に乗る 山のトムさん (福音館創作童話シリーズ) くいしんぼうのはなこさん (日本傑作絵本シリーズ) かえるのいえさがし (こどものともコレクション (’64~’72)) ふしぎなたいこ―にほんむかしばなし (岩波の子どもの本) やまのこどもたち (岩波の子どもの本) 三月ひなのつき (福音館創作童話シリーズ) 幼ものがたり (福音館文庫 ノンフィクション) 幻の朱い実〈上〉

・・・本は案外重量のあるものですから、沢山は持ち寄れませんでした。石井桃子さんの著作のほんの一部にすぎませんね。とても網羅できませんでした。『皆さんは石井桃子さんの著作を、読みがたりに使いますか?』という司会者からの問いかけで、学級や図書館のお話会で読まれている本を考えてみました。


【  読みがたりしたい石井桃子著作  】

石井桃子さんのオリジナル作品
「4月。新学期がスタートしたころに、低学年に読んでいます。子牛のはなこさんは、くいしんぼうでわがまま。それでも優しく見守る仲間達との牧場での出来事を描いたお話は、面白くて、ほのぼのしています。」読み聞かせ時間12分程度。
くいしんぼうのはなこさん (日本傑作絵本シリーズ)
くいしんぼうのはなこさん 


バージニア・リー・バートン作品の翻訳
「どの家庭でも読まれていると思っていたら、知らない子が多くて驚かされます。出来れば中学年までに読みたいが、15分かかることがネックになり、読む場が限られています。家庭に一冊おいて、じっくり読みたい一冊。集団には、是非大型絵本で!」「この本は、正にアメリカ史そのものです。」
ちいさいおうち
ちいさいおうち [大型本]


翻訳の絵本より
サリーのこけももつみ (大型絵本)
サリーのこけももつみ 


これも石井桃子さん翻訳
「あまりにも有名で、良く読まれているし、語りにもなっているので、どなたの翻訳家忘れていました。これも石井桃子さんの翻訳なのですね。語りにする方も。」
こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)
こすずめのぼうけん 


日常をきりとったかのようなお話
「生き物たちの生活ぶりも、子ども達のすがたも、その辺にいそうなイメージ。」「鶏や牛の鳴き声などは、実際に飼ったからこその表現になっていて、実にいい。」
いぬとにわとり やまのこどもたち (岩波の子どもの本) かえるのいえさがし (こどものともコレクション (’64~’72))

 
むかし話も!語りのテキストとしても!
ふしぎなたいこ―にほんむかしばなし (岩波の子どもの本)  したきりすずめ (日本傑作絵本シリーズ) シナの五にんきょうだい



【  石井桃子さんを知る  】

石井桃子さんの墓碑には、石井さんご自身が読んでほしいと選ばれた本が刻まれているそうです。自作と翻訳各3冊、計6冊。

《自作・自伝より》
幻の朱い実〈上〉 幼ものがたり (福音館日曜日文庫) ノンちゃん雲に乗る (福音館創作童話シリーズ)

《翻訳作品より》(注:いずれもシリーズなので、画像はご参考まで)
クマのプーさん プー横丁にたった家 ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1) ムギと王さま (ファージョン作品集 3)


雑誌の特集記事
青土社『ユリイカ 2007年7月号』詳しくはこちら


以上。例会の記録はここまでです。
もっと知りたくなって調べていたら、うちにもありました〜。白泉社『MOE 2009年3月号』・・・ここにも年表や作品がまとめられています。また、ネット上の
岩波書店「編集部だより」ー石井桃子さんの本ーも参考になりましたよ。


おまけ

石井桃子さん著作のうち、私にとっての一冊はこれ

ちいさなうさこちゃん (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本)
ちいさなうさこちゃん 

今は『ミッフィー』と呼ばれる事の多いキャラクターですが、原文のオランダ語では『ナインチェ』なのだそうです。作者のブルーナーさんが、うさぎも(オランダ語konijn )に小さく愛らしいを意味する接尾語( -tje )をつけて Nijntje と名付けたのが、この子の名前の誕生なのです。この原語と意味を解釈した上で付けられた『うさこちゃん』、ピッタリの訳語ではないですか
名付けの経緯を知ってから、より『うさこちゃん』が好きになりました。
そもそも、そんなことは知らないときから、大好きで、私と娘との大切な思い出の一冊となっていたのですけれどね鞄にいれて、どこへでも出掛けたものでした。

家の書棚を見渡すと、随分と石井桃子さんの本がありました、それと知らずに手に取っていましたが、どれも言葉がいいものです。

最後に、生前の石井桃子さんが色紙に残されたという言葉を記しておくことにします。

(2007年2月8日 教文館ナルニア国のために書かれた色紙より。石井桃子さん百歳直前のものです。色紙は縦書きですが、横書きにて転載します。)

本は一生の友だち    
本は友だち。一生の友だち。    
子ども時代に友だちになる本、   
そして大人になって友だちになる本。
本の友だちは一生その人と共にある。
こうして生涯話しあえる本と    
出あえた人は仕あわせである。   

(2001年7月18日 杉並区立中央図書館での展覧会のために書いた色紙より。)

子どもたちよ     
子ども時代を しっかりと  
      たのしんでください。
おとなになってから
老人になってから 
あなたを支えてくれるのは 
子ども時代の「あなた」です。


 


my02_ehon_wo_kakomou at 22:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) これ読んで♪ | 勉強中です

March 25, 2013

学童おはなし会


I小学童・Bクラス 2012年度・第44回(通算110回)
【 日 時 】2013年3月25日(月)13:30~14:00
【 対 象 】Bクラス 1・2・3年 31名
【スタッフ】Aさん・Yさん
【プログラム】

1.語り(Yさん)
『三びきのやぎの がらがらどん』(ノルウェーの昔話)
  三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)三びきのやぎのがらがらどんより


2.絵本(Yさん)
さくら (かがくのとも絵本)
さくら 


3.絵本(Aさん)
くものすおやぶん とりものちょう (こどものとも傑作集)
くものすおやぶん とりものちょう


4.ピクチャーボックス(Yさん)
『もちの数えうた』


【memo】
  • 今日は、学童3年生を送る「卒会」の日でした。お別れランチとして皆で豚汁を囲む昼食をご一緒させていただき、子どもたちと楽しい時間を過ごしました。その後、1時30分からおはなし会をスタートしました。

  • ご存知『がらがらどん』を今日は語りで。
    Yさんは、聞き手の子どもの様子をみながら、語りと絵本の読みがたりを使い分けていらっしゃいます。(私も、そうありたいけれど、いつのことになるやら。)

  • 今年は随分早く咲いてもう見頃の桜
    さくら 』・この本も季節にピッタリ。卒業・入学のシーズンに、私も必ず読む一冊です。

  • くものすおやぶん とりものちょう 』の舞台は春爛漫の虫の街。(桜のシーンも登場します。)威勢のいい言葉にノリノリの子どもたちもいました。


my02_ehon_wo_kakomou at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 【学童クラブ】おはなし会 |  (学童Bクラス)